プエルトリコはアメリカ領で、アメリカ本土から行く場合は飛行機も国内便なのだが、もともとはスペイン領なのでスペインの影響が色濃く残っている。特に、ここOld San Juanの街を歩いていると、まるでヨーロッパにいるみたい。
言葉も英語よりスペイン語の方が優勢で、英語が全く分からない人も多い。ガイドがスペイン語だけだったりすることもあって、観光客から「English please!」というリクエストが出ることも。驚いたのは道の標識がスペイン語でしか書かれていなかったりすること。ここはアメリカじゃないのか。
Old San Juanは観光名所である上、繁華街で、レストラン、バー、ブランド店のアウトレットなどがたくさん並んでいる。そこで、ずっとビーチでボーっとしているのも悪くないが1日はスペイン気分を味わおうということで、ホテルからレンタカーで走ること1時間、Old San Juanにやってきたというわけである。
Old San Juanには、スペイン領時代の古い要塞や城壁などがたくさん残っていて、世界遺産に指定されている。これは、最も有名なエル・モロ要塞(Fort El Morro)。今は現地の人の凧揚げ広場になってしまっているようだが、この要塞は244年間に渡って建築され、プエルトリコを海賊や他のヨーロッパの列強から守ってきたそうだ。
内部に入って見学することができる。日本のお城とは違って重厚なつくりだ。
こんな要塞からどんどん大砲を撃たれたら、なかなか簡単には上陸できそうにない。
とっても平和な雰囲気なので、わずか数百年前にここで血みどろの戦いが行われていたとはどうも想像しにくい。
最上階には灯台が建っていて、今も動いていた。この要塞、急な階段などアップダウンが激しくて結構疲れたので、上でしばらく一休みしてから、いざ次の目的地へ。