朝8時15分に、フェアモント・シャトー・ローリエというお城のようなホテル(写真右)のロビーにて、カナダのイミグレーション弁護士と待ち合わせ。20人くらいの団体でアメリカ大使館に向かう。
大使館でのインタビューは、携帯・PDA・かばんなど、財布以外のものはほとんど全て持ち込み禁止。なのにもかかわらず2時間待ち。その場にいるあらゆる人を観察するのにも飽きたころ、ようやく呼ばれる。
面接官 「職業は弁護士と書いてあるけど、分野は?」
私 「Corporateです。」
面接官 「M&Aとか?」
私 「はい。」
このやり取りはアメリカらしかったが、それ以外は単純な質問ばかりで、面接は5分で終了。
開放された気分で、ホテルに戻り、12時ごろ、荷物を持っていよいよ観光に出発。空港でいくつか観光ガイドをゲットしたので、一応あてはいくつかできている。(以下、写真は「オタワな一日<写真編>」を参照ください。)
まずは、Parliament(国会議事堂)へ。最大の観光名所になっているだけあって、とても趣きがある古い建物だ。手前の芝生では日向ぼっこをしている人たちや観光客であふれているが、議事堂の正面では失業者によるデモが行われている。でも、失業者の墓などを作っていて結構チャーミングなデモだ。
次は、Byward Marketへ。この辺りは、100年以上前から一番の商業地区ということだが、今はカフェやレストランが立ち並んでいる地区になっている。通りがかったLUXE BISTROというワイン・ビストロのオープンテラスで、おばちゃん2人組みがおいしそうにムール貝を食べている。おお、おいしそうだ、ということで、入って真似をする。私の独断によるカナダのいいところTOP3は、①自然がきれいで建物や内装などのデザインセンスもよい、②半分フランスの心が通っているので食べ物がおいしい、③どこに行っても立派できれいなカジノがある、ところなのだが、今回も期待にたがわずおいしい。フライドポテトにカイワレが乗っていたのがなんともおしゃれかつおいしかったのだが、これがアメリカ人だったらミートソースでもかけていたところだろう。
ランチを食べた後は、National Gallery of Canada(国立美術館)へ。中に入ろうかとも思ったが意外と入場料が高いのでやめる。建物の概観はとてもきれいなのだが、前庭にどこかで見たような巨大な蜘蛛のオブジェが・・・。この間、パリのコンコルド広場に建っているのと同じオベリスクがエジプトのルクソールに建っていたのと同じくらい驚いた。これ、六本木ヒルズのものと全く同じに見えるのだが、あれはカナダからの寄贈だったのか??
さらに散歩をして、Ottawa Riverを見晴らす高台へ。ここからは川を挟んで国会議事堂の裏側が望める。ひとしきり写真を撮ったのだがなにせ曇りなのでどうもいまひとつ。
その他オタワの観光地としては、カナダ現代写真博物館(現在改装のため閉館中)、国立アートセンター、カナダ文明博物館、通貨博物館、最高裁判所などがあるようだが、閉館中の現代写真博物館以外は全く惹かれなかったので、全てパス。・・・おっと初日の午後3時でやることがなくなってしまった!
と、今まで言い訳をしていたわけではないのですが、やることがなくなったので真昼間からカジノに向かう。しばらくスロットに興じていたら、、投資した130ドルが夕方6時過ぎには350ドルになっていた。私のカジノ哲学的には、ここは完全に勝ち逃げすべきタイミングだったのだが、なにせ他にやることもない。別に儲けに来たわけじゃないからいいかと気分を切り替え、楽しい系のゲームに切り替えてしばし遊んでいたら、結局この日の儲けは70ドルくらいになってしまった。
明日は午後3時に再びアメリカ大使館の入り口でパスポートをピックアップするだけでフライトは夜の8時過ぎ。ああ、何してすごそう。