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2005/8/26 Old Faithful Village(編集中)
e0087035_18334715.jpg朝、まずはホテルのすぐ外にあるイエローストーンの顔Old Faithful Geyserを見に行くことに。ガイザーというのは、間欠泉。Old Faithful Village内には、間欠泉がたくさんありその中でも一番有名ななのがOld Faithful Geyserである。Old Faithful Geyserは噴出の間隔がとても正確で、約65分毎に4万リットルの熱水を約40~60mの高さに噴き上げるらしい。

e0087035_1843397.jpgホテルに噴出予測時刻が掲げられているので、時間が近づくのを待ってガイザーの前へ。ベンチがあって、既に人がたくさん待っている(写真左)。

予想時刻が来た。・・・何も起こらない。あれ。・・・・しばらく見ているとようやくしゅぽしゅぽっと湧き上がる。けどすぐ収まる。なんだー全然上がんないじゃe0087035_15141436.jpgん、と思っていたら、しゅぽしゅぽじゅぼじゅぼじゅぼじょーーー!!噴き上がりました。なかなかの壮観(写真右)。

勢いづいて、今度は順番にTrailを回ることに。順路を歩いて行くと、所々に
Poolやミニガイザーが点々と存在する。全部に名前がついでいるのだが、その名前もそれぞれ面白い。
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by ilovemascarponeR | 2005-08-26 18:30 | Trip
2005/08/25 Salt Lake City to Yellow Stone National Park
e0087035_14274842.jpg8月24日の投稿から続く)

朝、ついに全く声が出なくなった。ささやき声は出るのだが、発声しようとしても全く音にならない。声帯が全く動かないのだ。こんなことはいまだかつてないので弱虫の自分としては相当不安である。一生声が出なくなったらどうしよう。病院に行かなくては。待てよ、サマースクールの保険期間は切れてしまったがロースクールの保険期間はまだ始まってない。いや、そんなこと言ってる場合ではない。Salt Lake Cityに着いたらまず病院行きだ。

ということで、順調とはとても言い難い状況でSalt Lake Cityに向けて出発した。

e0087035_17424310.jpgSalt Lake Cityについてまずはレンタカーを借りにレンタカー・カウンターへ。こちらのレンタカー・カウンターは信じられないくらい要領が悪い。さんざん待たされた後ようやくお姉さんが対応してくれた。すると、一難去らずにまた一難。長距離ドライブになるので慣れた車がいいだろうと思って予約していたFordのFocusがないらしい。「代わりにいいのがあるわよ。」と同じ値段で貸してくれた車はなんとMustang。これぞアメ車。でかい!格好はいいが、こんな慣れない車で何百キロも走れるのか。ますます不安が高まるが、とりあえず気を取り直して病院へ。

レンタカーのカウンターで地元で評判がよくて空いている病院を教えてもらった。その名もUniversity of Uta Hospital。多少道に迷いながら空港からは30分ほど走ると、丘の中腹に「病院」とはとても思えない立派な建物群が現れた。初ERだ、とこんな場合ながらちょっと楽しみに思いつつ受付へ。こっちの病院は中もきれいで、全然病院らしくない。昔から病院は嫌いだが、これならなんとかなりそうだ。待っている患者は他におらず、すぐ案内してくれて問診が始まった。先生も医者っぽくない、と思ったらこれは先生じゃないらしい。別室に案内され、別の白衣を着た先生が出てきて、口をあけてのどの組織サンプルを取ってくれた。ウィルスかバクテリアかを調べるらしい。うーん、ちゃんと検査してくれるからこれは安心できる。と思ったら、これもまた先生じゃないらしい。パラメディカルとでも言う人のようだ。この流れ作業はものすごい要領がいい。日本の病院と空港のレンタカーショップに教えたいくらいだ。最後にようやく先生が出てきた。「簡易検査の結果バクテリアじゃないから、ウィルスでしょう。特に治療法はありません。とにかく、ささやき声でもしゃべっちゃいけません。のどを休ませなさい。2-3日で直ります。他は何にも悪くないから、イエローストーン行ってきなさい。Idaho Falls経由で行った方が早く着くよ。」とのこと。

え、、全くしゃべっちゃいけないの・・?それはつらい。
ここから、すべて筆談モードに突入。

おなかが空いたので、Salt Lake Cityの適当なショッピングモールでジャンクな中華ランチを食べる。Salt Lake Cityはモルモン教の中心地らしいからもう少し見たかったが病院で大分時間をロスしてしまったのでそんな余裕はなさそうだ。いざ630キロのドライブに出発。日が暮れるまでに着くだろうか。

走り出して分かったのだが、とてつもなく遠い。カーナビを付けてもらったのだが、少々走っても全然進まない。これはやばい。

Salt Lake Cityをくるっと回るかたちで北上し、地平線までえんえんと続く道を進む。ガソリンスタンドも時々しかないのでガソリンが半分になったら給油をかかさない。それにしても何もない。道と山と草原以外なにもない。いや、山火事だ。これ放っておいていいんだろうか。。この頃、隣に座っている同乗者は完全に爆睡モード。時速130-140キロでひたすら走ること数時間。

日が暮れかかった7時頃にようやくIdaho Fallsに到着。ここまでくれば地図上はイエローストーンまであと一息。と行っても今まで走った感じからすると、後数時間は確実にかかる。夕食には間に合いそうはないので、Idaho FallsでSubwayのサンドイッチを食べ、再び出発。暗くなってきた。と思ったらどんどん真っ暗に。ライトをつけているのに、全然見えない。自然とスピードも出せなくなってきて、11時頃にようやくイエローストーンの入り口に。着いた!と思ったがここからホテルまでまだ何十キロ。入り口のおばさんに、「森の中には動物がいるから制限速度以下で走るように。」と言われ、今度は真っ暗な森の中をひたすら走る。あまりに暗いので途中で止って空を見たら感動した。Milky Wayが見える。小学校の移動教室で小諸で夜空を見たとき以来の感動だ。

そして、夜中の12時。ようやくホテルに到着した。ホテルはイエローストーンでもっとも有名なOld Faithful Inn.世界最大のログキャビンで、こげ茶色の大きな三角屋根をもつ。ラスベガスの豪華ホテルからするとかなりのぼろ宿だが、雰囲気は満点。インターネットはおろか、携帯すらつながらない。テレビもない。寝るしかない。さて、明日から動物を見るぞー。

8月26日の投稿に続く)
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by ilovemascarponeR | 2005-08-25 17:30 | Trip
2005/8/24 Grand Canyon
8月23日の投稿(編集中)から続く)

早起きしてグランドキャニオンへ。
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まずはホテルからバスに乗ってラスベガスの飛行場へ。飛行機は苦手なので小型機は嫌だなあと思っていたのだが、たかだか30分の飛行のためにB747を用意してくれるはずもなく、こんな飛行機(写真右)。乗客は10人程度。

e0087035_011162.jpgしかし、窓からの景色はすごい。これぞアメリカ砂漠地帯。はげ山の真ん中に道が一本。この道を車で走っている途中に車が故障したらどうなるんだろう。ガソリンスタンドも明らかに見当たらない。

e0087035_0205264.jpgそんなことを考えているうちにあっという間にキャニオンの飛行場に到着。ますます何もない(写真右)。何もないことに感動していた人は他に余りいなかったようだが、私は30年近くも東京に住んでいたので、陸なのに地平線が見えてなおかつ人工物が何もないという景色はテレビ以外では見たことがないのである。何もない平原を堪能したところで、いよいよヘリに乗り換えてキャニオンの中に入っていく。

e0087035_0175331.jpgChopperも初体験。ジャック・バウアー(注:Twenty-fourの主人公です)になった気分でさっそうと乗り込む。心の中ではヘリは飛行機より小さいのでますます怖いのだろうと思っていたのだが、動き出してみると、体にGがかからないので全く怖くないことが判明。むしろ、飛行機にはできない小刻みな動きができるのでかなり楽しい。

e0087035_0404551.jpgキャニオンの絶壁に沿って谷底にヘリで降りて行くのは、あたかもDrop-off Diving(注:スキューバ・ダイビングで海の中の絶壁を少し降りて壁に住んでいる魚達を見る、あれのことです)をしているようだ。ここで見られる一番古い層は先カンブリア紀(注:まだ三葉虫も現れていない単細胞生物の時代)だからこの岩肌に20億年もの地球の歴史が刻まれているかと思うと、やはり人類の歴史なんて短い。しかも、昔何かで読んだところによると、場所によっては古い層が上になっていて新しい層が下になっているところもあるそうだ。こんな谷ごとひっくり返す地殻変動を考えると、関東大震災なんてお話にならない。ついでに、太陽系最大の峡谷である火星のマリネリス峡谷は長さにしてグランドキャニオンの10倍深さにして7倍だから、人一人なんてなんて小さなものか。

e0087035_037419.jpgやっぱり大きな景色は小さなテレビや小さな写真じゃ体感できない、百聞は一見にしかずだな、と思っていると、谷底に到着。今度は船に乗り換えて川下りだ。結構忙しい。川の水は相当のドロ水だ。グランドキャニオンはわずか600万年でできたそう(うろ覚えなので多少間違ってるかもしれませんが)だから、きっと今も侵食が進んでいるのだろう。川も浅くて、場所によっては船が座礁してしまうこともあるらしい。

e0087035_122428.jpg最後に、船のガイド役のお兄さんはやっぱりラスベガスに住んでいて、毎日ここまで通っているらしい。同じことを毎日聞かれているだろうに観光客の質問に丁寧に答えてくれた。こんな大自然の中で毎日仕事しているのはどういう感じなんだろう。東京でPCに囲まれて仕事をしていた自分には想像もつかない。グランドキャニオンのツアーは谷の上から見るだけで終わりというものが多いが、上から見るよりも、ヘリで中を通り、船で下から見た方が迫力がある。これから行かれる方には是非船まで乗るコースをお薦めします。

8月25日の投稿に続く)
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by ilovemascarponeR | 2005-08-24 11:02 | Trip
2005/8/23 Las Vegas - カジノでの出来事
(8月22日の投稿から続く)

e0087035_062152.jpg8月21日のところで書いたように、Blackjackは大失敗に終わった。これは少しでも取り返さないと帰れない(←危険な発想)。よし、正攻法に切り替えて、スロットだ。しかし、スロットもJackpotを狙わないと儲かることはなさそうだ。しばらく台定めをして、なかなかよさそうな2セント台を見つけた。2セント台なら、1回のBetはせいぜい6セント、いくら資金のない私でも相当の回数ができる。

ということで、いざはじめてみた。悪くない。そこそこ増えていっている。大当たりにも近づいている感じがする。そういえば、ボストンを出る前からたまに痛みが走っていたのどはベガスに来てからどんどん調子が悪くなってきている。のど飴をずっとなめていたがそれでもせきがしょっちゅう出る。こうなればアルコール消毒だ。以前書いたようにカジノはチップだけで飲み物が飲み放題なので、お酒も進む(スロットは回すだけだから、酔って判断能力が下がっても関係ない、はず。)。スロットを回す、回す、回す、そして・・、ついに、準大当たり。台が光って音を発し始めた。40ドル位の投資で、約2万5000円くらい当たった。やった!、つい叫んでしまった。声が大分かすれているが、そんなことは気にならない。

店員を呼んで、当たり金をもらう。最初からスロットにして、ブラックジャックなんてやらなければよかった。せっかく大分当たったから、40ドルくらい使ってもバチは当たらないだろう。隣の台でもやってみるか(←やはり酒の影響が出ている)。しばらくやってみて、まあまあ順調。増えも減りもしない。そのうち当たりそうな気もするが、1日に2回も大当たりする可能性は低いよなあ。のども痛いし、そろそろ辞めようか。

するとその時、

アメリカ人の兄ちゃん 「おい、おい、そこの君!」(もちろん英語ですが訳してます)

私 「え、はい?」(かなりのかすれ声)

ア 「ちょとさあ、こっちの台来てやらないか?もう少しで、絶対に当たるんだ。お前にやらせてあげるから。」

私 「絶対当たるなら自分でやればいいじゃないですか?」

ア 「それがよ、あと少しのところで金がなくなっちゃまったんだ。しかももう帰んないといけないんだ。でもおれはベガスの住人で、ここの台のことは知り尽くしてる。この台、あと少しなんだよ。いいから、ちょっとやってみろ。」

私 「(どう考えも怪しい話だけど、見たところ悪い人そうではないし、彼が言ってる台も2セント台だからちょっとくらいいいか。)ああ、じゃあ少しだけなら。今行きますよ。」

そして、アお薦めの台で再開。のどが痛いのでこちらはしゃべりたくないのだが、彼は色々話しかけてくる。どうも、昔横浜の米軍基地にいたことがあって、日本好きらしい(私は、のどが痛くてしゃべれないんだ、とかすれ声で言うのみ)。やっていると、確かに、アがそろそろ来る、って言うときに当たる。しかし、この台は1回のBetが50セントくらいと結構高いので減るのも早い。しかし、それでもアは今Betを上げろと言ってくる。すると、当たる。しばらくやって、40ドルが1万円くらいになった。すごい、すごすぎる。ここで辞めるべきだ。

私 「そろそろ辞めた方がいいと思うんだけど」

ア 「いや、もう少しやったらもっと出るんだよ。続けろ、続けろ。」

私 「(そうかなあ?でも今まで増えたのは彼のおかげだし、多少は彼の言う事を聞いてやるか)じゃあ、少しだけですよ。」

結果、40ドルの投資はゼロになった。彼は、「あと少しだったんだけどなあ。It was nice to meet you.」と言って去っていった。

結果、ブラックジャックで4万円ほどなくなって、スロットで2万円くらい勝ったので、差し引きマイナス2万円。カジノの勉強代としてはこんなものだろう、ということで、私の一時的な賭け事解禁は終わったのでした。

おまけ

ThanksgivingにLLM生の何人かがベガスに行く計画を立てていたとき、LLM担当Deanから全員宛に回ったメール:

If you do decide to go to Vegas, please do not take any money with you which you will need to pay tuition for the rest of the year and do not accept any offers there to attend a Thanksgiving dinner even if the person on the street making the offer is very friendly and attractive!


8月24日の投稿に続く)
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by ilovemascarponeR | 2005-08-23 14:34 | Trip
2005/8/22 Las Vegas - Shows and Restaurants
e0087035_042026.jpg8月21日の投稿から続く)

今日は、ラスベガスにいた間に見たショーとレストランについて。

1 Ka

Cirque du Soleilのアジアンテイスト・ショー。Oが見たかったが、予約が取れなかったのでこちらにした。火がたくさん使われるが、「Ka」は火のことではないらしい。舞台装置への投資額がベガス・ナンバーワンというだけのことはあり、上下左右360度自在に動くステージは見もの。舞台で見せるという要素が高いため、アクロバット自体のQualityはCirque du Soleilにしては悪いという説もあるが、完全にプログラミングされていて自在に動き回るステージの動きに合わせてものすごいスピードで人が演技をしていく(ちょっとでもずれたら結構危険そう)のは、私としては楽しかった。 総合評価★★★★☆

2 Lance Burton

某FooTball氏のお薦めにより見に行ってみた。ラスベガスを代表するマジシャンとのことで、マジックも司会進行もお手の物。内容を書くとネタばれになるので書かないが、あまりにすごすぎる結果物が消えたりするのも自然に見えてしまい、かえって驚かなかったりする。Comedyを結構取り入れているが、Comedy部分はちょっといまいち。総合評価★★★☆☆

3 Bradley Ogden

ショッピングをしているときにベガスのブランド・ショップの店員にこの辺で一押しのレストランはどこ?と聞いて教えてもらったのがここ。Chief ChefのOgdenさんはアメリカで権威のある料理関係の賞をたくさん受賞し、いくつかのテレビ番組にもレギュラー出演しているということで、アメリカ版鉄人とでも言うか。肝心の料理の方は、一言で感想を言うと、Modern Japaneseである。もちろん、店的には日本料理でもなくアジアンテイストでもなく、あくまでModern Americanなのだが、材料といい、味付けの繊細さといい、量の少なさといい、とても日本っぽかった。ということで、日本人にはお薦めである。 総合評価★★★★★

4 ベラジオのBuffet

どのホテルにも大きなBuffetがある。好きな時間に手早く食べれるのでとても便利。その中でも一番評判が高いのが、噴水ショー(最初の写真)で有名なベラジオのBuffet。非常に混んでいて大分並ぶが、それだけの価値は十分ある。種類も豊富でどれもおいしかったので、何日か連続で行っても全然飽きないだろう。 総合評価★★★★★

8月23日の投稿へ続く)
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by ilovemascarponeR | 2005-08-22 14:26 | Trip
2005/8/21 Las Vegas
e0087035_12425060.jpgラスベガスに到着。

空港に既にスロット・マシーンが並んでいる。これホンモノ?と一瞬疑ったがホンモノらしい。確かに、空港で全然予定通り飛ばない飛行機を待っている間に一儲け(もちろん、空港側が)というのはいいビジネス・モデルだ。

ホテルは、友人お薦めのTHEhotel at Mandalay Bay。南国をテーマにしていて、非常に大きなプールがあるMandalay Bayの新棟としてできたホテルである。いわゆる「洗練された大人のホテル」を目指しているようで、他のホテルのようにがちゃがちゃしてないのがいい。

さて、このブログは後からさかのぼって書いているため、ラスベガスでどういう順番で行動したかいまいち記憶が確かでない。ということで、順番に書くのは諦め、3日分に分けてテーマごとにまとめて書くことにした。

まず今日はラスベガスについて思ったこと。

1 優れたビジネス・モデル?

e0087035_13203582.jpgベガスはご存知の通り砂漠の中の町であり、元はといえば何もない所(あるものを強いて挙げればオアシスくらい)である。ではそんなところになんでこんな街が成り立っているのか、それはベガスが優れたビジネス・モデルに基づいているからである。まず、カジノとショーとテーマパーク性をメインに人を惹きつける。次に、惹きつけられた人が実際に気軽に来れるように、ホテル代とレストラン代は意図的に安く設定してある。そして、カジノとショッピングでお金を巻き上げる。カジノではアルコールは基本的にタダであり、飲み放題である(もちろん正常な判断能力を失わせるためだろう)。カジノは街のテーマになっているので、お金を巻き上げる原動力でありながら、人を惹きつける要素としても機能する(空港のスロットもその1つ。イリノイ州にもカジノはあるが、テーマパーク化されていないので余り行ったという人を聞かない)。何と賢いんだろう。

次にカジノ自体について。私は、約12年前に賭けトランプで40分程で1万円近く負けて以来、賭け事をやってない(年末ジャンボすら買っていない)。賭け事が危険だということを早い段階で知れたという点ではこのとき債権回収を怠らなかった友人に感謝している。というわけで、カジノも損する前提で雰囲気を楽しもうというつもりで行ったので、結構冷静にカジノってこんなものか、っていうのが判った気がする(実際には結構熱くなっていたという説もあるが)。

カジノには、「あなたが注意深くカジノを楽しめば、理論上90%以上の賭け金は帰ってくるはずです。」という注意書きが(目立たないが)張ってあった。これは理論上は正しいかもしれないが、大きく間違っている。カジノで理論的に一番儲かるのは、スロットでいい台を品定めして、その台をひたすらやり続け、大当たりした段階ですぐやめる、ことだろう。他方、カジノで理論的に一番損しないのは、ものの本によると、ブラックジャックらしい。ブラックジャックは完全に統計の世界なので、一番勝つ確率が高いように行動し続ければ大きく損することはあり得ない、というのが理屈である(ルーレットもそうだが、ルーレットの方が0と00がある分、負ける確率が大きい)。ということで、少ない資金でカジノらしさを長く楽しむため、私はブラックジャックをやることにした。しかし、である。それでも思った通りには行かない。

理由その1は、ディーラーである。ディーラーにペースを取られて合理的な手でない手をついつい出してしまう。分かっていてもやってしまうのだから不思議なものだ。まあ、それでないとディーラーの存在理由がないわけだが。理由その2は、はっきり言ってチャートどおりにやっていても楽しくないのである。チャートどおりやれば損しないかもしれないが儲かりもしない。儲かる可能性がないなら楽しくないし、楽しくなければ長く出来ても意味がない。上で紹介したカジノの注意書きで言うと、「注意深く」と「楽しむ」のは両立しないのだ。従って、儲かるためにはある程度わざとチャートから外れてハイリスク・ハイリターンの状態に持っていき、あとは「コイン・フリップ」の原則(←コーポレート・ファイナンスです。)に従ってVarianceを下げる(=リスクを下げる)ことが必要なのだ。しかし、カードゲームは最低Betが高いので、よほど資金がないと儲かるまでは資金が持たない(このあたり、FooTballさんあたりは何をいまさらそんな基本的なことを、とおっしゃるでしょうが・・・)。そんなわけで、客の多くが投資資金の90%を回収しているとはとても思えず、カジノはぼろもうけだろう。

2 でも資源の無駄遣い?

e0087035_14225540.jpg私がどうしてTHEhotel at Mandalay Bayを選んだかというと、南国をテーマにしBayと名づけるだけの巨大なプールがある点が、南の島にも行きたかった私の需要にぴったり合っていたからである。しかし、先日ドバイにザウスのような屋内スキー場ができて、資源の無駄遣いだとして欧米の環境保護団体が怒っているというニュースを読んで、ラスベガスのプールも同じだな、と思った。自然界にあるはずのない所にあるはずのない物を作るのは、ものすごいエネルギーの無駄遣いなのである。砂漠に雪を降らせるのと砂漠にプールを作るのはもしかすると違うかもしれないが、淡水をここまで持ってくるかあるいは塩水を淡水化するのにはそれなりのエネルギーが必要なはずだ。

e0087035_15104035.jpgそう考えてみると無理やり作った街であるラスベガスは街自体が「無駄遣い」に見える。一晩中ついている過度の照明、やたらと走っているリムジン、全部無駄遣いじゃないか。さらに言うと、MGMにはライオンがいた(写真右)が、こんなところにつれてこられてカジノ客の招きライオンにされるライオンはかわいそうだ(動物園も同じだが、動物園のがまだましな気がする)。もちろん、ライオンのオリの下には、ライオン・グッズ・ショップがあった(否定的な意味を込めていますが、もちろん自分もショップを回ってグッズを買おうともしたので、自分も「悪い側」の人間であることは否定しません)。

もちろん、経営者は儲かっているし、お客は楽しんでいるはず(その証拠に私はとても楽しかった)だから資本主義的にはいいはずだし、ここはそういう無駄が特に集中しているだけで、東京だってNYだってシカゴだって変わらないと言えば変わらない(ついでに言うと、無駄かどうかは人間側に罪悪感が起こるかどうかに関係するだけで、地球環境の立場からするとはっきり言って関係がない。外気がマイナス20度の中、シカゴ中にあるビルを30度近くまで暖房で暖めているエネルギーは、ドバイのスキー場の何百倍にもなるだろう)。エネルギー問題は時間がたてば技術の進歩で解決すると思うが、温暖化は待ってくれない(今年は史上2番目に地球が暑かったらしい)ので、人間がもう少し賢くなるまではやっぱりなるべく無駄使いはやめた方がいいだろう。

そんなわけで、暖簾に腕押しで意味がないと思っていたクールビズ(霞ヶ関の設定温度を数度上げたところで、シカゴの100階建てビルの暖房1日分くらいだろう)も、それなりに意味があるかもしれない、と思ったのだった。

8月22日の投稿に続く)
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by ilovemascarponeR | 2005-08-21 12:22 | Trip